ヴィーガンとベジタリアンの違いは?ベジタリアンやヴィーガンになる理由が知りたい

ヴィーガンとベジタリアンの違い、ヴィーガンやベジタリアンになる理由 暮らし

最近、ヴィーガン(菜食主義)という言葉をよく耳にするようになってきました。

海外はベジタリアンやヴィーガン人口がとても多いようですが、日本ではまださほど浸透していません。

2021年には日本でオリンピックが開催されることもあり、観光地にある飲食店はヴィーガンやベジタリアンの対応に追われているというお話もよく耳にします。

いちおうオリンピックの開催国なのだし、こういった価値観や習慣をこの機会に理解したいなぁと思い、ヴィーガンやベジタリアンに関する素朴な疑問を記事にまとめてみました。

ちなみに、わたしはお肉も魚も食べます(大好きです)

ベジタリアンやヴィーガン文化は自分にとっては遠いところでのお話ですが、いろいろな人の価値観や考え方を勉強し理解を深めることも大切だと思い、この記事を書いています。

ヴィーガンやベジタリアンの情報を調べているうちに、知っているようで知らなかった知識をたくさん発見したり、

自分が常識と思っていた知識が間違っていたりして、少し恥ずかしくなったり…(^^;

なるべく分かりやすくまとめたつもりなので、興味のある方はぜひご覧になってください。

この記事からわかること
  • ヴィーガン、ベジタリアンとは何か
  • ヴィーガンとベジタリアンの違い
  • ヴィーガンやベジタリアンになる理由

さっそくいってみましょう!

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ヴィーガンとは?ヴィーガンとベジタリアンの違いは?

ヴィーガンとベジタリアンは「菜食主義」のこと

ヴィーガンとベジタリアンは、どちらも「菜食主義」のことをいいます。

菜食主義といっても全然ピンとこないので、Wikipediaで定義を参照しましょう!

菜食主義(さいしょくしゅぎ、: Vegetarianism)とは、動物性食品の一部または全部を避ける食生活を行うことである[1]健康倫理宗教等の理由から実践する人は、一般的に菜食主義者(ベジタリアン)と呼ばれる。完全に避ける人を完全菜食(ヴィーガン)と呼ぶ。菜食主義の分類は、何を忌避するかによって異なる。

Wikipediaより引用

いやもう、これ以上の答えがないくらい的確に定義してくれていますね。わたしがあえて説明するまでもない(笑)

簡単に言うと

  • 菜食主義全般=ベジタリアン
  • 菜食主義の中でも完全菜食主義=ヴィーガン

ということですね!ヴィーガンはベジタリアンの仲間のひとつ。

知らなかった!ベジタリアン=ベジタブルは間違い!

日本では、どちらかというとヴィーガンよりもベジタリアンの方が認知度が高いですよね。

ベジタリアンと聞くと、「ベジタブルを食べる人だから、ベジタリアンなんだ」と思いますよね。実はわたしもそう思っていました。

でも、実は「ベジタリアン=ベジタブル」が語源ではないし、野菜を食べるからベジタリアンという意味ではないんです。

恥ずかしー…。いやでも、こう思っている方けっこう多いのでは?

ベジタリアンの本当の意味とは?

ベジタリアンの名前の本当の由来はラテン語の「vegetus(ベジトゥス)=健全な、新鮮な、活力のある」にあります。

英語の「vegetable(ベジタブル)=野菜」も、もともとはこのラテン語の「vegetabilis(活力を付ける)」からきています。

なのでベジタリアン=ベジタブル(野菜)と思いがちなんですが、実は意味が全く違うものになるんです。

ベジタリアンの語源の解釈をあえて言うのであれば、

健康/倫理/宗教上の観点から考えて、健全かつ活力のある生活を目指している人

といったところでしょうか?

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ヴィーガンやベジタリアンには種類がある!

広い意味で言えば、ヴィーガンはベジタリアンの仲間のひとつであることがわかりました。

ベジタリアンもヴィーガンもお肉や魚を食べないのは同じですが、ヴィーガンはお肉や魚だけでなく、卵や乳製品、はちみつなども口にしない『完全菜食主義』です。

さらに、ベジタリアンにもヴィーガンにもさまざまな種類に枝分かれしています。

ベジタリアンやヴィーガンの種類によって、食べられるものや食べられないもの、菜食の理由は実にさまざまなんです。

次は、ベジタリアンやヴィーガンの種類をざっとご紹介しましょう。

表を参考すると、分かりやすいですよ!

ヴィーガンとベジタリアンの違いと種類の表

ベジタリアンの種類

ラクト・ベジタリアン

肉、魚、卵は食べないが乳製品は食べる人

「ラクト」は乳製品という意味

ラクト・オボ・ベジタリアン

肉、魚は食べないが卵と乳製品は食べる人

「オボ」は卵という意味

ペスコ・ベジタリアン

肉、卵、乳製品は食べないが魚は食べる人

「ペスコ」は魚という意味

ヴィーガンの種類

ヴィーガンの人はお肉や魚だけでなく、乳製品、はちみつといった動物性食品も一切食べません。

調味料に入っている動物性食品も基本的にはNG。そんなヴィーガンもさらにこのような種類に分けられます。

ダイエタリーヴィーガン

動物性のものは食品だけ利用しないタイプのヴィーガン。動物繊維を用いた洋服や皮製品や化粧品などは使用してもOK。

ダイエタリーとは「食の、食物の」という意味

エシカル・ヴィーガン

動物性の食品は一切食べないし、衣類や化粧品に関しても動物由来の製品も一切使用しないタイプのヴィーガン。化粧品に直接動物由来のものを使用していなくても、動物実験を行っている商品は使いません。

エシカルとは「倫理的、道徳的」という意味

フルータリアン

動物性の食品だけでなく、根菜や葉物も「植物の命を奪うから」という理由で一切口にしないタイプのヴィーガン。

彼らは果実や種子を主食としています。

フルータリアンは「果実食主義」とも言うそうです。

マイペース菜食派「フレキシタリアン」

ベジタリアンやヴィーガンが本格的な菜食主義なのに対し、「自炊では菜食をするけれど外食はお肉や魚は食べる」「お肉は週に1回だけ」

というふうにマイペースに菜食をライフスタイルに取り入れている人たちのことを「フレキシタリアン」といいます。

フレキシタリアン人口も増加しつつあるそうです。

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ヴィーガンやベジタリアンになる理由とは?

ベジタリアンやヴィーガンにもいろんな種類があったのですね。

しかしそもそも、ベジタリアンやヴィーガンの方はどうして、そのようにして生きる選択をされたのでしょう?

健康のため?宗教的なこと?ファッション的な理由?

調べてみると、ベジタリアンやヴィーガンとして生きている人は健康や美容といった目的だけでなく、他にもさまざまな理由でベジタリアンやヴィーガンとしての人生を選択されていました。

ざっと挙げるだけでも

  • 心身の健康を目的として
  • 宗教上の理由から
  • 環境問題を考慮して
  • 動物愛護のため
  • 食料危機や貧困を危惧して

これだけあります。わかりやすく解説していきますね。

理由①心身の健康を目的として

体質にもよりますが、お肉をはじめとする動物性の食品を摂取しない方が身体の調子がいいという方が多くいらっしゃいます。

お肉=身体に良くないと考えている方も多いそう。お肉を摂取することで起こりうる疾病リスクの研究もさかんに行われています。

理由②宗教上の理由から

一部の宗教ではお肉や魚、動物性の食品を一切口にしてはいけない制約があります。

たとえば、インドでは宗教的な理由で人口の約3割がベジタリアンです。中でも、乳製品だけOKというラクトベジタリアンが多いそう。

ちなみに…

ベジタリアンでないインド人もヒンドゥー教の神様の使いの象徴である神聖な『牛』のお肉だけは絶対に食べません。

ためになる?豆知識

ベジタリアンとは少し畑違いになりますが、全世界に16億人いるイスラム教徒(ムスリム)の人たちは、不浄とされる『豚』のお肉を絶対に食べません。

牛や羊は食べてもいいことになっていますが、イスラムの教えに則った方法で加工されたお肉でないと食べてはいけないことになっています。

最近飲食店でもよく見るようになった「ハラール認証」というやつです。

ハラール=ベジタリアンというわけではありません。

理由③環境問題を考慮して

家畜を育てる放牧地をつくるため、家畜のエサを栽培する農地を作るために世界の森林がどんどん伐採されています。

また、家畜が出すゲップやおならが温室効果ガスの増加を深刻化させていることが問題になっています。

つまり、家畜を育てれば育てるほど環境が破壊されていることが世界で問題視されているのです。

こういった背景もあり、自然環境を守る目的からベジタリアンやヴィーガンになる方も増えています。

ちなみに、タイタニックやアバターで有名な監督ジェームズキャメロン氏も肉食生活が温暖化を招いていることに嘆き、家族揃ってヴィーガンになったそうです。

理由④動物愛護のため

工業畜産を目的に育てられている牛豚鳥の命の尊重、家畜が殺処分される時の苦痛を考えヴィーガンになる方もいます。

ヴィーガンはペットを買わない、またはペットショップを利用せず、捨てられて殺処分になる運命の子を保健所から引き取るという選択をするそうです。

理由⑤食料危機や貧困を危惧して

世界の家畜に与えられている飼料の総量は40億人分の食事と同じ量だと言われています。

家畜の数を少しでも減らせば飼料を削減することりなり、飢餓にあえぐ人へと食料を行きわたらせることができるという考えからベジタリアンやヴィーガンとして生きるを選択される人もいます。

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ヴィーガンやベジタリアンに関する考え方はそれぞれ

最近はヴィーガンやアンチヴィーガンの論争、さまざまな意見が飛び交っています。

今回いろいろと調べて思ったことは、わたしはお肉や魚を全く食べない生活はできないと思うけれども、家畜が増えることにより環境が破壊されたり飢餓になる人が増えるなら、もう少し節度を持ってお肉を食べようと思いました。

何が正しい、間違っているはないと思います。価値観や生き方は人それぞれです。

でも、食べる=命をいただくことに対しての感謝は忘れてはいけない気がします。これだけはどんな習慣であっても共通で言えることだと思います。

お肉も野菜も命あるものです。特に家畜は、殺される時に苦痛を感じます。

そういったことは普段は考えないようにしているけれど、その事実から目を背けてはいけないし、感覚を麻痺させてもいけないと、わたしは常に自分自身に言い聞かせたいです。

日本の生活に慣れていると、ベジタリアンやヴィーガンの習慣は理解しがたいと思うこともあるかもしれませんが、世界では国民の10%~30%が菜食主義者の国も珍しくありません。(ちなみに日本は4%程度)

国際化はどんどん進められているので、今後は日本でも菜食主義の方が増えたり、ベジタリアンやヴィーガンの方に対応したサービスが求められるかもしれませんね。

ふとした疑問から壮大なお話へと移り変わっていってしまいましたっ!

ヴィーガンとベジタリアンの違いや目的はおわかりいただけたでしょうか?

この記事が少しでも何かのお役にたてれば幸いです。